ビット演算

たまには、ブログ書いて気分転換。

電子カルテを始め、今の医療現場はITに囲まれているかと思いますが

これを活用するにはどうすればよいのか、いつも頭を悩ませます。

クリニックと病院では少し事情が異なるのですが、それはつまり

整形外科と眼科で同じ診察なわけがなく、記入する内容からやりたいことまで同じ病院なのに全く違いますよね。

病院の電子カルテはこれらの多様性を担保するため、多機能担っていると思いますが、これは同時に器用貧乏とも言えます。実際そうですね。かゆいところに手が届かない・・・・

当院で採用している電子カルテですが、某社のクラウドのものを使っているのですが、コストパフォーマンスは悪くない代物です。いろいろな意見はあると思いますが、あることが理由でこれが現状ベストと考えています。

理由については本題からずれますので言及いたしませんが、あれば良いなぁという機能がカスタムできないのが問題ですね。例えば、この患者さんは、1ヶ月に1回この検査をしたいから注意喚起を促したいとかできません。整合性のエラーチェックも相当貧弱ですし。

言いたいことはだいぶ通り過ぎてしまいましたが、かゆいところに手が届かないなら孫の手をつかえばいいじゃん!とお考えのそこのあなた。そう、そのとおりなのですよ。

無知からくるこれはできねーんじゃないの?って話は単に解決の努力をしていないからであって大抵のことは頑張ればなんとかなるものですよね。

そこで、ご紹介したいものは、自動化ソフト、今風に言うのであれば、RPAってやつですね。RPAってなんだ?という人、ここで説明もアレですので、ぐぐってくださいませ。

当院では、RPA class1として、Windowsでは、UWSCって昔からあるソフトウエアを使用しています。AutoItってのも少しだけ使ってます。Macでは標準でついているAppleScriptですかね。いまは、JavaScriptにも対応しているので、多少は使いやすくなったように思います。

これらの孫の手を使って、かゆいところを書いているわけですが、今の所リハビリの処方箋をもっと合理的にできないか?というところで試行錯誤中なわけです。

そこで、たどり着いたのが表題の件になります。

細かいことを書いても致し方がないので、なんのことだよ!という人のために

2のn乗の足し算引き算のお話です。たとえば、1という値は、2の1乗ですから、2と値を返されます。4であれば、2の4乗ですから、16といった具合ですね。

このままだとちょっと使いにくいので、2のn乗のnの値だけうまく取り出して使わないといけません。コレ自体はかんたん。そう、2を底とする対数を取るだけ。

問題は、なぜか戻り値が足し算されてかえってくるのですよねぇ・・・・16+4+1=21みたいな感じ。これの場合は、こんな計算をして、分割をします。

21から32を引くとマイナス。21から16を引くとプラス。つまり、この和の中には、16が含まれていることを示す。ついで、21−16=5に対しても同じことを繰り返します。で、最終的にゼロになるまで繰り返して得られた値にそれぞれ対数を取ることでほしい値が得られます・・・・

とまぁ、何故か結構めんどくさいのですよね。

昔のプログラマーはけっこう大変だったのだなぁとなんとなく感じる今日このごろ。

“ビット演算” への3件の返信

  1. beatles_age・Soba より:

    こんにちは。

    診察以外の場で色々な事を考えてこれで良しでは無く、もっと利便性が上がる手立ては無いかと

    常に考えておられるのには、頭が下がります。

    ゆくゆくは、患者さんのリハビリ方法とか、投薬の有無(他の疾患との関連)の判断がされていく。

    かなり進歩したクリニックの先をみておられる医院長の努力だと思います。

    それでは、また診察室では宜しくお願い致します。

    追伸 : またまたゆるキャラの○○〇さんの豚カツを美味しそうに食べている写真ですね。

    1. Kuwamoto より:

      コンセプトというか、方針さえ明確にすれば、そう難しいことではありません。仕事は。まぁ、思い通り行かないことも多々ありますけども。

      ゆるキャラは、アイコンと考えていただけましたら幸いです。

  2. beatles_age・Soba より:

    そうですか。

    ゆるキャラの件、アイコンなのですね。
    了解致しました。
    それにしても大きなアイコンですね。

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